2022年01月06日
どう社会情動的スキルを向上させるかが問題
「白丹保育所の廃止白紙撤回」の要望をいただきました。
幼保一元化で、保育所でも幼児教育を実施しています。
幼児教育の基本の一つは、集団教育。
多くの友達との「かかわり」のなかで育まれる自己肯定感や、
意欲、共感、自制、妥協などといった社会性(非認知能力)を身につけること。
OECDの報告によれば、この能力は人間の持つ良い可能性を引き出すものであり、
早い時期から育成することが望ましいとされています。
まさに、三つ子の魂百までで、幼児教育は大切なのです。
一方で、現在の竹田市は過疎少子社会。
ところが、昭和の時代に設置した保育施設がそのままのところも。
白丹保育所もそう。かつては賑やかであった白丹保育所も、今では園児16名。
1歳児3名、2歳児3名、3歳児3名、4歳児4名、5歳児3名。
同じ歳の子供がこの人数で、どう社会情動的スキルを向上させるかが問題。
竹田市は、久住地域には3つの保育施設があることから、
その一つである白丹保育所を来年度末に廃止したいと決断。
現在の園児数では、竹田市として責任ある幼児教育はできないと判断しました。
その趣旨を保護者の皆さんに説明し、協議を進めてきましたが、
本日、このようなことに。
しっかりと耳を傾けつつも、竹田市の思いも伝えながら、
よりよい話し合いをしていかなければならないと反省したところです。